第十二巻 : うちひさす宮にはあれど月草の
2001年8月26日(日)更新 |
原文: 内日刺 宮庭有跡 鴨頭草之 移情 吾思名國 作者: 不明 よみ: うちひさす、宮にはあれど、月草(つきくさ)の、うつろふ心、我(わ)が思はなくに |
意味: 宮(みや)勤(つと)めをしていますが、月草(つきくさ)のような変わりやすい心など、私は持っていませんよ。 「うちひさす」は、「宮」や「都」を導く枕詞(まくらことば)のようですが、意味は良く分かっていないようです。 「宮(みや)勤(つと)め」は、なにかと誘惑が多いようですけど、「私はいつもあなたのことだけを思っていますよ。」という歌ですよね。 |