第十二巻 : 度会の大川の辺の若久木
2009年12月27日(日)更新 |
原文: 度會 大川邊 若歴木 吾久在者 妹戀鴨 作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より よみ: 度会(わたらひ)の、大川の辺(へ)の、若久木(わかひさぎ)、我が久(ひさ)ならば、妹(いも)恋(こ)ひむかも |
意味: 度会(わたらひ)の大川の岸の若い芽の久木(ひさぎ)。わたくしの旅が長くなったら、妻は恋しがるでしょうか。 「度会(わたらひ)の大川の岸の若い芽の久木(ひさぎ)」で、「我が久(ひさ)」を導いています。 「度会(わたらひ)」は、伊勢国(いせのくに: 現在の三重県)の伊勢市一帯にあたると考えられています。「 |