遠有者 光儀者不所見 如常 妹之咲者 面影為而
不明
遠くあれば、姿は見えず、常(つね)のごと、妹(いも)が笑(ゑ)まひは、面影(おもかげ)にして
遠く離れているので、姿を見ることはできませんが、いつものように妻の笑顔は面影となって浮かびます。
「羇旅(たび)にして思いを發(おこ)す」と題された歌のひとつです。旅先で思いを詠んだ歌ですね。