原文

遠有者 光儀者不所見 如常 妹之咲者 面影為而

作者

不明

よみ

遠くあれば、姿は見えず、常(つね)のごと、妹(いも)が笑(ゑ)まひは、面影(おもかげ)にして

意味

イラスト by 名倉エリさま

遠く離れているので、姿を見ることはできませんが、いつものように妻の笑顔は面影となって浮かびます。

「羇旅(たび)にして思いを發(おこ)す」と題された歌のひとつです。旅先で思いを詠んだ歌ですね。

補足

更新日: 2018年10月28日(日)