原文

波都秋風 須受之伎由布弊 等香武等曽 比毛波牟須妣之 伊母尓安波牟多米

作者

大伴家持(おおとものやかもち)

よみ

初秋風(はつあきかぜ)、涼しき夕(ゆふへ)、解かむとぞ、紐(ひも)は結びし、妹(いも)に逢(あ)はむため

意味

初秋風(はつあきかぜ)が涼しい七夕(たなばた)に解こうと紐(ひも)を結びました。妻に逢うために。

撮影 by きょう

この歌の題詞に「七夕(たなばた)の歌八首」とあります。

天平勝宝6年(西暦754年)7月7日、大伴家持(おおとものやかもち)がひとり天の川を仰ぎ見て詠んだ歌です。

更新日: 2010年7月25日(日)