第二十巻 : 初尾花花に見むとし天の川
2008年11月16日(日)更新 |
原文: 波都乎婆奈 々々尓見牟登之 安麻乃可波 弊奈里尓家良之 年緒奈我久 作者: 大伴家持(おおとものやかもち) よみ: 初尾花(はつをばな)、花に見むとし、天の川、へなりにけらし、年の緒(を)長く |
意味: 初尾花(はつをばな)、そんなきれいな花のように美しい女性だからこそ、天の川を隔てて、いつまでも長く新鮮な気持ちで逢えるようにと思っているのでしょう。 天平勝宝6年(西暦754年)7月に、大伴家持(おおとものやかもち)がひとりで天の川を仰ぎ見て詠んだ歌のひとつです。 |