原文

和我世故我 夜度奈流波疑乃 波奈佐可牟 安伎能由布敝波 和礼乎之努波世

作者

大原今城(おおはらのいまき)

よみ

我(わ)が背子(せこ)が、宿なる萩(はぎ)の、花咲かむ、の夕(ゆうへ)は、我(わ)れを偲(しの)はせ

意味

あなた様の家の庭の萩(はぎ)の花が咲いたの夕には、私を偲んでください。

撮影(2010.09) by きょう

天平勝宝7年(西暦763年)5月9日、大伴家持(おおとものやかもち)の邸宅で催された宴で詠まれた歌4首のうちのひとつです。

更新日: 2010年10月3日(日)