原文

波都由伎波 知敝尓布里之家 故非之久能 於保加流和礼波 美都々之努波牟

作者

大原真人今城(おおはらのまひといまき)

よみ

初雪は、千重(ちえ)に降りしけ、恋ひしくの、多かる我れは、見つつ偲(しの)はむ

意味

初雪は降り積もるといい。恋しさが積もった私は、それを見て偲びましょう。

雪 撮影 by きょう

補足

天平勝宝8年(西暦758年)11月23日、大伴宿禰池主(おおとものすくねいけぬし)の邸宅で催された宴で、大原真人今城(おおはらのまひといまき)が詠んだ歌、二首のうちのひとつです。

更新日: 2013年01月13日(日)