第二巻 : 吉野川行く瀬の早みしましくも
2009年11月06日(日)更新
原文: 芳野河 逝瀬之早見 須臾毛 不通事無 有巨勢濃香問
作者: 弓削皇子(ゆげのみこ)
よみ: 吉野川、行く瀬の早み、しましくも、淀(よど)むことなく、ありこせぬかも
意味: 吉野川の流れが早いところはすこしの間でも流れがとどまることのないように、お会いできないものでしょうか。
この歌は、弓削皇子(ゆげのみこ)が紀皇女(きのひめみこ)のことを想って詠んだ歌四首の一つです。
第二巻