古典文学とXML(万葉集の構造を考えましょ)

2000年9月10日(日)更新


■「万葉集」を見ながら「万葉集の構造」を考えましょう

たけち: さてと。。。じゃぁ、そろそろXML化のための「万葉集の構造」を考えよう。かなり長くなると思うけど、いっしょに少しずつ考えていこうね。

さらら: うん。といっても、「万葉集」ってただ歌が並んでいるだけじゃないのよね。目次みたいなのもあるし、歌に題詞がついていたり、注釈がついていたり・・・・

たけち: そうだね。まずは全体がどうなっているか、から考えてみようね。どう、さらら?

■「万葉集」は全部で20巻

さらら: そうねぇ・・・「万葉集」は第1巻〜第20巻まであるわね。それから、それぞれの巻は、最初に目次があって、次に歌が並んでいる巻の本文があるわ。本文は、歌の種類が載っていたり、天皇の代の説明があったり・・・・・・

たけち: そうそう。さすがに良く知っているね。じゃあ、分かったところから少しずつ「万葉集の構造」を絵にしていこうかな。最後は、ちゃんとしたDTDにしなくちゃいけないけど、それはずっと後でいいと思うから。。

さらら: えっ、DTD?? また何か覚えなくちゃいけないのかしら・・・ (T_T)

たけち: あっ、また余計なことを言っちゃったかな。「万葉集の構造」が出来上がるまではあんまり考えなくて良いけど、知識としては必要だから時々説明するようにするね。とにかく今は忘れて。ねっ。。。。。さて、じゃあ。いま、さららが言ったことを図にしてみるね。

たけち: どう。いま、さららが言ったとおりに図にしてみたんだよ。

さらら: あっ、こんな風に書くのね。。。。「巻」の青い箱の左についている縦の線は、繰り返すって意味なの?

たけち: あっ、う・・・ん。実は、XMLテキストなどの構造を図で表す方法がちゃんとは決まっていないので、ぼくが勝手に作った記号なんだよ・・・これからもいろいろな記号がでてくるけどぼくが勝手に作ったものだよ。

さらら: へぇ。。。そうなんだぁ。

たけち: じゃあ、次は「目次」を見ていこうか「本文」にしようかなぁ。

さらら: たけちのいいほうで、いいわ。 (*^ ^*)

→ 次は「万葉集の構造」を考えましょうのその2:目次を考えましょうです。 (^ ^;


注 1) DTD: Document Type Definitionって言って、あるXMLテキストの構造がどうなっているかを規定するものです。これの詳細は、別途ご説明いたします。