DTD: 属性リスト宣言(1)

2005年08月28日(日)更新


■属性リスト宣言(attribute-list declaration)

たけち: 前回までで、要素型宣言の書き方について学んだよね。

さらら: えぇ。で、やっと属性・・・・・なのよね。

たけち: 今回からは属性リスト宣言の書き方について学ぼうね。

ここでは属性リスト宣言を学びます。

さらら: 属性リスト宣言、だったわね。要素の属性を指定するのよね。

たけち: そうなんだけど、属性リスト宣言は、要素が持つ属性の名前、データ型、とりうる値の候補、デフォルトを指定するんだ。

    属性リスト宣言で定義するもの
    • (定義する)属性を持つ要素名
    • (属性の)名前
    • (属性の)データ型
    • (属性の)とりうる値の候補
    • (属性の)デフォルト値

■属性リスト宣言の書き方

さらら: あっ、そっか。属性の名前だけじゃないんだ。

たけち: 混合内容の指定の仕方は次のようになっているんだ。

属性リスト宣言の書き方(1)

さらら: ATTLISTって書くのね?

たけち: そうそう。属性リスト宣言 attribute-list declarationの略だね。それと、属性値の候補のところは、候補値を"|"で区切って並べるか、データ型を書くんだね。

さらら: ふ〜ん。あっ、そうだ。ある要素に二つ以上の属性が必要なときには、この属性リスト宣言を必要な数だけ書けばいいのよね。

たけち: そう、その通りだよ。でも、属性リスト宣言に複数の属性を宣言する書き方もあるんだよ。

属性リスト宣言の書き方(2)


■属性のデータ型

さらら: そうなの。ところで、データ型って具体的には何を書いたらいいの?

たけち: じゃあ、具体的な記述例の前に、今回はまず、属性のデータ型にどんなものがあるか見ておこうね。

データ型意味
CDATA 文字データ
ID 識別子
IDREF 識別子参照
IDREFS 複数の識別子参照
NMTOKEN 名前トークン(開始文字に数字などが使えます)
NMTOKENS 複数の名前トークン
ENTITY 実体参照
ENTITIES 複数の実体参照

さらら: う〜ん・・・この表を見ても、なんだかよく分からないわねぇ。

たけち: そっ、そうだね。。。じゃあ、次回からは、属性リスト宣言の具体的な記述例についてみながら、データ型についても詳しく学ぼうね。

さらら: あっ、はい。よろしくね。

→ 次は、属性リスト宣言(2) の予定です。 (^ ^;