2001年9月23日(日)更新 |
■XML基本標準の関連
たけち: 基本標準の主なものについて、それらの関連を少しみてみようね。 さらら: えぇ。それぞれ密接に関連しているの? たけち: う〜ん。全部が密接に関連しているかどうかははっきりとは言えないけれど、W3Cのページを見ると少し紹介があるんだよ。 さらら: へぇ〜。一応気を使ってくれているのね。 たけち: 次のページを見てみよう
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さらら: このページでXML標準の関係が紹介されているの? たけち: うん。簡単に図で紹介がされているんだ。ちょっと真似して描いてみるね。略語は前回の説明を参考にしてね。 さらら: うん。 |
さらら: とにかくすべての標準はXMLの標準の上に作られているのね。XHTMLとXHTML Basicは深くかかわっていて、P3PやCC/PPはRDFと関係があるのね。あれっ? CC/PPってなぁに・・・? たけち: あっ、これは、WEBページを表示するクライアント側の表示能力などについて機器について表現するための標準なんだ。たとえば、パソコンと携帯電話やモバイル端末なんかではその能力が違うよね。そういった情報をWEBサーバーに知らせて、その機器に適した情報をサーバーから送ってもらおって訳だね。 さらら: へぇ〜。そういうことまでやれるようにしようって考えているんだ。すごいね。でも、ますます難しくなんないかしら・・・ たけち: そうだね。僕たちにとってはできるだけ簡単なほうがいいよね。ところで、この標準はXHTMLと深くかかわっているようだね。次にCC/PPに関するW3Cのページへのリンクを載せておくね。
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■XLink/XPointer/XPathなどの関連
さらら: ところで、前回出ていたXPathとかはどんな感じなの? たけち: あっ、そうそう。それらはかなり深く関係しているから、それらの関係を少しみておこうね。 さらら: は〜い。 たけち: とりあえず、次の図を見て。 |
■XLink
さらら: XPathが、XPointerやXSLTで使われているって?! XSLTとXPathの関係はこれまでのサンプルなんかで勉強したから少しはイメージがわかるけど。 たけち: そうなんだ。で、今回は、XLinkとXpointerについて少し勉強してみよう。 さらら: は〜い。 たけち: さららは、HTMLのリンクは知っているよね。 さらら: ええ。<a href="URL">URL</a>っていう風に書くあれのことでしょ。 たけち: そうそう。それは他のHTMLドキュメント(ページ)を指し示すんだよね。その中の特定の部分を指し示すにはどうしたら良かったかな? |
さらら: えっ、え〜っと。。。。。あっ、そうそう。 たけち: そのlinknameはリンク先のHTMLドキュメントの中に さらら: あっ。そっ、そうね。 たけち: XLinkは、そのHTMLのリンクの仕方につぎのような事を追加したんだ。 |
XLinkの特徴
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■XPointer
さらら: へぇ〜。。。 たけち: これまでのHTMLのリンクのように、XMLドキュメントへのリンクであれば、XLinkでいいんだけど、そのXMLドキュメントの要素を指定するのに、XPointerを使うんだ。XPointerでは次のような指定ができるんだよ。 |
XPointerでの指定の仕方
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さらら: あっ。そうなんだ。でも、HTMLと同じようにname属性付きのaタグ指定があればいいんじゃないのかしら。 たけち: うん、それがわかりやすいけどね。でも、ほかの人が作ったページの場合だと、それって難しいよね。 さらら: あっ、そっか〜。いちいち、リンク先のページを作った人に「ここにname属性付きのaタグ指定を追加してください。」なんて頼めないわね。。。。。それでXPathが使われるのね。 |
■XLink/XPointer/XPathの関係
たけち: これまでのお話のまとめとして、XLink, XPointer, XPathの関係がどうなっているかを例として図に載せておくね。 |
さらら: なんとなくXLink/XPointer/XPathが関連あるって事はわかったけど、も少しはっきりしないわ・・・ たけち: そうだね。まだそれぞれについて詳しく見ていないからね。次回以降で、も少し詳しく見ていこうね。じゃ、今回ここまで。 さらら: は〜い。 次回は、■XMLの基本標準 : XLink(概要)です。 .... (^ ^* |
(注) もともとは、XSLTにおけるXMLの要素などの指定書式とXPointerでのXMLの要素などの指定書式とは、それぞれ別に検討がされていましたが、共通化について考えられ、XPathとしてW3Cの勧告となったのです。 |