第八巻 : あしひきの山桜花日並べて
2002年6月16日(日)更新
原文: 足比奇乃 山櫻花 日並而 如是開有者 甚戀目夜裳
作者:山部宿禰赤人(やまべのすくねあかひと)
よみ: あしひきの山桜花(やまさくらばな)、日(ひ)並(なら)べて、かく咲きたらば、いと恋(こ)ひめやも
意味: もしも山の桜が何日も咲いているのだったら、こんなに恋しいとは思わないでしょうに。
あっという間に散ってしまう桜だから、こんな風に歌われるのでしょうね。
※"恋(こ)ひめやも" → (現代かなづかい) "恋(こ)いめやも"
第八巻