第八巻 : 霜雪もいまだ過ぎねば思はぬに
2000年2月6日(日)更新
原文: 霜雪毛 未過者 不思尓 春日里尓 梅花見都
作者: 大伴三林(おおとものみはやし)
よみ: 霜
雪
も、いまだ過ぎねば、思はぬに、春日(かすが)の里に、
梅
の花見つ
意味: まだ霜や
雪
も消えていないうちに、思いもかけずに春日の里に
梅
の花を見ました。
「春日(かすが)の里」は、奈良市東部春日山などの一帯ではと考えられています。
第八巻