原文

霞立 野上乃方尓 行之可波 鴬鳴都 春尓成良思

作者

丹比真人乙麻呂(たじひのまひとおとまろ)

よみ

霞(かすみ)立つ 野の上(へ)の方(かた)に 行(ゆ)きしかば 鴬(うぐひす)鳴きつ になるらし

意味

春霞 by 写真AC

霞(かすみ)が立つ野の上に行ってみると、鴬(うぐいす)が鳴いていました。になったのですね。

の訪れを喜ぶ歌ですね。

補足

の雑歌(ぞうか)」のひとつで、この歌の題詞には「丹比真人乙麻呂(たじひのまひとおとまろ)歌一首 [屋主真人(やぬしのまひと)の第二子]」とあります。

更新日: 2019年02月17日(日)