第八巻 : 風交り雪は降るとも実にならぬ
2005年02月27日(日)更新 |
原文: 風交 雪者雖零 實尓不成 吾宅之梅乎 花尓令落莫 作者: 坂上郎女(さかのうえのいらつめ) よみ: 風(かぜ)交(まじ)り、雪(ゆき)は降(ふ)るとも、実(み)にならぬ、我家(わぎへ)の梅(うめ)を、花に散(ち)らすな |
意味: 風(かぜ)にまじって雪(ゆき)が降っていますけど、私のうちの庭の、まだ実がなっていない梅(うめ)の花を散らさないで。 娘さんの坂上二嬢(おおとものさかのうえのおといらつめ)のことを梅の花にたとえて詠んだのかもしれません。 |