原文

尋常 聞者苦寸 喚子鳥 音奈都炊 時庭成奴

作者

坂上郎女(さかのうえのいらつめ)

よみ

世の常(つね)に、聞けば苦(くる)しき、呼子鳥(よぶこどり)、声なつかしき、時にはなりぬ

意味

ヒヨドリ 創造素材 鳥 Vol.2より

いつもでしたら聞き苦しい呼子鳥(よぶこどり)の声も、心をひかれる頃になりました。

- rough meaning: The voice of Yobukodori, which was usually difficult to hear, was about to be attractive in this season.

補足

・この歌の注に、「天平4年(西暦732年)3月1日に(奈良の京の)佐保(さほ)の家で詠んだ歌」、とあります。

更新日: 2019年07月20日(土)