第八巻 : この花の一節のうちは百種の

平成10年3月22日(日)更新


原文: 此花乃 一与能裏波 百種乃 言持不勝而 所折家良受也

作者: 娘子(をとめ)

よみ: この花の一節(ひとよ)のうちは、百種(ももくさ)の、言(こと)持ちかねて、折らえけらずや

意味: このの枝では沢山の言葉を持ち切れないので、このように折れてしまったのですね。

藤原広嗣(ふじわらのひろつぐ)が娘子(をとめ)にの枝といっしょに贈ったに対して、娘子(をとめ)が返事をした歌です。なお、娘子(をとめ)が誰のことかは不明です。


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