第八巻 : 世間も常にしあらねばやどにある
2005年02月06日(日)更新
原文: 世間毛 常尓師不有者 室戸尓有 櫻花乃 不所比日可聞
作者: 久米女郎(くめのいらつめ)
よみ: 世間(よのなか)も、常にしあらねば、やどにある、桜の花の、散れるころかも
意味: 世の中も無常ですから、うちの庭の桜の花もいまは散ってしまったのですよ。
厚見王(あつみのおおきみ)からの歌(1458番)に、久米女郎(くめのいらつめ)がこたえて贈った歌です。
第八巻