第八巻 : 霍公鳥鳴く峰の上の卯の花の
2003年6月15日(日)更新 |
原文: 霍公鳥 鳴峯乃上能 宇乃花之 ■事有哉 君之不来益 作者: 小治田広耳(おはりだのひろみみ) よみ: 霍公鳥(ほととぎす)、鳴く峰(を)の上の、卯(う)の花の、憂(う)きことあれや、君が来まさぬ |
意味: 霍公鳥(ほととぎす)が鳴く峰(を)の上の卯(う)の花の、憂(う)きことがあったのでしょうか。あの方ががいらっしゃらないことです。 「霍公鳥(ほととぎす)~卯(う)の花の」までで、「憂(う)きこと」を導いています。 「憂(う)きこと」は思い通りにならないことを意味します。 |