第八巻 : 秋山にもみつ木の葉のうつりなば

2010年05月31日(日)更新


原文: 秋山尓 黄反木葉乃 移去者 更哉秋乎 欲見世武

作者: 山部王(やまのべのおほきみ)

よみ: 秋山に、もみつ木の葉の、うつりなば、さらにや秋を、見まく欲(ほ)りせむ

意味: 秋山の紅葉した木の葉が散ってしまったら、もっともっと秋を見たいと思うでしょうか。

紅葉が散るのを惜しんで詠んだ歌ですね。山部王(やまのべのおほきみ)がどういう人かは分かっていません。

撮影(1998) by きょう

第八巻