第八巻 : 天の川いと川波は立たねども

平成11年7月11日(日)更新


原文: 天漢 伊刀河浪者 多々祢杼母 伺候難之 近此瀬呼

作者: 山上憶良(やまのうえのおくら)

よみ: 天の川、いと川波は、立たねども、さもらひかたし、近きこの瀬を

意味: 天の川の波はそれほど立ってはいないけれど、(逢えるかどうか)いてもたってもいられないことです。近い瀬なのに。

天平2年(729)7月8日の夜に、大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅に集まったときに詠まれた七夕(たなばた)の歌です。

「近きこの瀬を」と詠んでいますが、実際の、アルタイルとベガの間は、15光年もあるんですよ。(^_^;;

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第八巻