原文

袖振者 見毛可波之都倍久 雖近 度為便無 秋西安良祢波

作者

山上憶良(やまのうえのおくら)

よみ

袖(そで)振らば、見も交(かは)しつべく、近けども、渡るすべなし、にしあらねば

意味

イラスト by 名倉エリさま

袖(そで)を振ったらお互いに見えるほど近いのに、渡るてだてがありません。まだではないので。

補足

・この歌は、山上臣憶良七夕の歌十二首のひとつです。

更新日: 2019年06月09日(日)