山上憶良(やまのうえのおくら)
袖(そで)振らば、見も交(かは)しつべく、近けども、渡るすべなし、秋にしあらねば
袖(そで)を振ったらお互いに見えるほど近いのに、渡るてだてがありません。まだ秋ではないので。
・この歌は、山上臣憶良の七夕の歌十二首のひとつです。