第八巻 : 秋づけば尾花が上に置く露の

平成11年5月16日(日)更新


原文: 秋付者 尾花我上尓 置露乃 應消毛吾者 所念香聞

作者: 日置長枝娘子(へきのながえのをとめ)

よみ: 秋づけば、尾花(をばな)が上に、置く露の、消ぬべくも我は、思ほゆるかも

意味: 秋になると尾花(をばな)につく露のように、はかなく消えてしまいそうなくらいに、あなたさまのことを思っています。

大伴家持(おおとものやかもち)に贈った歌です。


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