原文

露霜尓 逢有黄葉乎 手折来而 妹挿頭都 後者落十方

作者

秦許遍麻呂(はだのこへまろ)

よみ

露霜(しもつゆ)に、あへる黄葉(もみち)を、手折(たを)り来て、妹(いも)とかざしつ、後(のち)は散るとも

紅葉 撮影(2010.11) by きょう

意味

露霜(しもつゆ)にあたった黄葉(もみち)を手折ってきて、あなたささまは髪飾りになさいました。あとはもう散ってもよいでしょう。

補足

天平10年(西暦738年)10月17日、橘奈良麻呂(たちばなのならまろ)が宴を催した時に詠まれた11首のうちの歌です。

更新日: 2010年12月12日(日)