第八巻 : 黄葉の過ぎまく惜しみ思ふどち

2005年11月06日(日)更新


原文: 黄葉乃 過麻久惜美 思共 遊今夜者 不開毛有奴香

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: 黄葉(もみちば)の、過(す)ぎまく惜(を)しみ、思(おも)ふどち、遊(あそ)ぶ今夜(こよひ)は、明(あ)けずもあらぬか

意味: 黄葉(もみちば)が散り過ぎてゆくことを惜しんで、友と遊ぶ今夜は、明けないで欲しいな。

天平10年(738)10月17日に橘奈良麻呂(たちばなのならまろ)の邸宅で行われた宴席で詠まれた歌のひとつです。

紅葉 撮影(2005.11) by きょう

第八巻