原文
吾屋戸尓 黄變蝦手 毎見 妹乎懸管 不戀日者無
作者
田村大嬢(たむらのおおいらつめ)
よみ
我(わ)が宿(やど)に もみつ蝦手(かへるて) 見るごとに 妹(いも)を懸(か)けつつ 恋(こ)ひぬ日はなし
意味
家の庭の紅葉した楓(かえで)を見るたびに、あなたのことを思って、恋しくないなんて日はありませんよ。
- rough meaning: I think of you every time I see Kaede leaves turned red in my garden, so there isn't a day that I don't miss you.(The poem to the author's sister.)
・妹(いもうと)の坂上大嬢(さかのうえのおおいらつめ)に贈った歌です。