第八巻 : 我妹子が業と作れる秋の田の

2008年08月31(日)更新


原文: 吾妹兒之 業跡造有 秋田 早穂乃蘰 雖見不飽可聞

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: 我妹子(わぎもこ)が、業(なり)と作れる、の田の、早稲穂(わさほ)のかづら、見れど飽かぬかも

意味: あなたのプロ並みの腕でお作りになったの田の早稲(わせ)の稲穂で作ったかづらは、ずっと見ていても見飽きることがありません。

稲 撮影(2007.09) by きょう

坂上大嬢(さかのうえのだいじょう)が大伴家持(おおとものやかもち)に贈った歌、
我が蒔ける早稲田の穂立作りたるかづらぞ見つつ偲はせ我が背
に応えて、大伴家持(おおとものやかもち)が坂上大嬢(さかのうえのだいじょう)に贈った歌ですです。


第八巻