第八巻 : 我妹子が業と作れる秋の田の
2008年08月31(日)更新
原文: 吾妹兒之 業跡造有 秋田 早穂乃蘰 雖見不飽可聞
作者: 大伴家持(おおとものやかもち)
よみ: 我妹子(わぎもこ)が、業(なり)と作れる、秋の田の、早稲穂(わさほ)のかづら、見れど飽かぬかも
意味: あなたのプロ並みの腕でお作りになった秋の田の早稲(わせ)の稲穂で作ったかづらは、ずっと見ていても見飽きることがありません。
坂上大嬢(さかのうえのだいじょう)が大伴家持(おおとものやかもち)に贈った歌、 我が蒔ける早稲田の穂立作りたるかづらぞ見つつ偲はせ我が背 に応えて、大伴家持(おおとものやかもち)が坂上大嬢(さかのうえのだいじょう)に贈った歌ですです。
第八巻