第十八巻 : 我が背子が古き垣内の桜花(

平成10年4月12日(日)更新


原文: 和我勢故我 布流伎可吉都能 佐久良婆奈 伊麻太敷布賣利 比等目見尓許祢

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: 我が背子(せこ)が、古き垣内(かきつ)の、桜花(さくらばな)、いまだ含(ふふ)めり、一目(ひとめ)見に来ね

意味: あなたが居た、古い垣根の内のは、まだつぼみのままですよ。一目、見に来てくださいな。

大伴家持(おおとものやかもち)が大伴池主(おおとものいけぬし)に贈った歌です。


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