第十八巻 : 紅はうつろふものぞ橡の

平成10年4月19日(日)更新


原文: 久礼奈為波 宇都呂布母能曽 都流波美能 奈礼尓之伎奴尓 奈保之可米夜母

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: 紅(くれない)は、うつろふものぞ、橡(つるばみ)の、なれにし来ぬに、なほしかめやも

意味: 紅(くれない)で染めた衣はきれいでしょうが、色があせやすいものです。橡(つるばみ)で染めた衣は地味でも慣れ親しんでいるので、やはり良いものですよ。


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