第十一巻 : あしひきの山桜戸を開け置きて
2006年04月02日(日)更新
原文: 足日木能 山櫻戸乎 開置而 吾待君乎 誰留流
作者: 不明
よみ: あしひきの、山桜戸(やまさくらと)を、開(あ)け置(お)きて、我(わ)が待(ま)つ君(きみ)を、誰(た)れか留(とど)むる
意味: 山桜戸(やまさくらと)を開けたまま、私が待っているあの方を、いったい誰が引き留めているのかしら。
「山桜戸(やまさくらと)」は山桜を板にして作った戸のことです。
第11巻