原文

奥山之 木葉隠而 行水乃 音聞従 常不所忘

作者

不明

よみ

奥山の、木の葉隠(がく)りて、行(ゆ)く水の、音聞きしより、常(つね)忘らえず

撮影 by きょう

意味

奥山の木の葉に隠れて流れていく水の音を聞いてから、忘れられません。

「あの人のを聞いてから、忘れられない」という気持ちを詠んでいます。

補足

寄物陳思(きぶつちんし: 物に寄せて思いを陳べる歌)のひとつです。

更新日: 2015年06月28日(日)