原文
鈴寸取 海部之燭火 外谷 不見人故 戀比日
作者
不明
よみ
鱸(すずき)取る 海人(あま)の燈火(ともしび) 外(よそ)にだに 見ぬ人ゆゑに 恋(こ)ふるこのころ
意味
鱸(すずき)を獲る海人(あま)の灯火のように、遠くからでさえ見ることができないあの人に恋するこのごろです。
- rough meaning: It's these days I fall in love with that person whom I can't even see from a distance, like the fishing fire which the fisherman lights to catches sea bass.
補足
・「物に寄せて思ひを陳(の)ぶる」と題された歌のひとつです。