第十五巻 : あしひきの山下光る黄葉の
2009年12月20日(日)更新
原文: 安之比奇能 山下比可流 毛美知葉能 知里能麻河比波 計布仁聞安流香母
作者: 阿倍継麻呂(あべのつぐまろ)
よみ: あしひきの、山下(やました)光る、黄葉(もみちば)の、散りの乱(まが)ひは、今日(けふ)にもあるかも
意味: 山の日陰の方まで光り輝いて黄葉(もみちば)が散り乱れる頃は、まさに今なのですね。
遣新羅使(けんしらぎし)が対馬の竹敷(たかしき)の浦に泊まったときに、阿倍継麻呂(あべのつぐまろ)が詠んだ歌です。
第十五巻