堅香子(かたかご) Katakago(Dogtooth violet)
堅香子(かたかご)は、カタクリと言われています。ユリ科のコバイモという説もあるそうですが、ここでは、カタクリとして説明しますね。片栗(かたくり)はユリ科の多年草です。山林の中に生える小さな(高さ、15センチほど)花です。3月~4月にかけて、紫がかったピンクの花びらの可憐な花を咲かせます。片栗粉の材料として有名ですが、今ではほとんどの片栗粉はジャガイモの澱粉(デンプン)から作られます。
- Katakago is said to be Katakuri(Dogtooth violet). There is a theory that it is Kobaimo(Fritillaria japonica) of a lily family, but here I will explain it as a katakuri. Katakuri is a perennial plant of the lily family. It is a small (height, about 15 cm) flower that grows in the forest. From March to April, the pretty flowers of purplish pink petals come in bloom. Katakuri was famous as a material for starch, most starch is now made from potato starch.
堅香子(かたかご)を詠んだ歌
万葉集にはたった1首にしか登場しませんが、大伴家持(おおとものやかもち)が詠んだ歌として有名です。
4143: もののふの八十娘子らが汲み乱ふ寺井の上の堅香子の花