万葉集: 山たづを詠んだ歌

2003年5月4日(日)更新


山たづは、スイカズラ科ニワトコ属の落葉低木の接骨木(にわとこ)です。4~5月に枝の先に円錐状に淡い黄色の花をつけます。山で見かけることができますが、最近はなかなか見られないですね。

万葉集では、「山たづ」は「迎へ」を導く枕詞として使われています。これは、葉が対生することからという説と、神を迎するための木として使われたからという説があります。

撮影(2003.4) by きょう

0090: 君が行き日長くなりぬ山たづの迎へを行かむ待つには待たじ

0971: 白雲の龍田の山の露霜に色づく時に.......(長歌)