原文

海底 奥乎深目手 吾念有 君二波将相 年者經十方

作者

中臣女郎(なかとみのいらつめ)

よみ

海(わた)の底、奥を深めて、我(あ)が思へる、君には逢はむ、年は経(へ)ぬとも

意味

海 撮影 by きょう

海(うみ)の底のように(心の)奥に、私が想っているあなた様にお逢いしましょう。年が過ぎても。

補足

この歌を含む0675番歌の題詞には「中臣女郎(なかとみのいらつめ)が大伴宿祢家持(おおとものすくねやかもち)に贈る歌、五首」とあります。

更新日: 2017年04月23日(日)