原文
足引乃 山二四居者 風流無三 吾為類和射乎 害目賜名
作者
よみ
あしひきの 山にしをれば 風流(みやび)なみ 我がするわざを とがめたまふな
意味
山に住んでおります私のことでございますので、風流を解さない私の振る舞いをお咎めになさらないでくださいませ。
・大伴坂上郎女が聖武天皇(しょうむてんのう)に献上した歌です。「風流を解さない振る舞い」がなにかはこの歌からは分かりませんね。
- rough meaning: I live in the mountains, so please don't blame me for my behavior that doesn't understand the elegance and beauty.(She presented to Emperor Syomu this poem.)
補足
この歌の題詞には、「天皇(聖武天皇)に獻(たてまつ)る歌一首 [大伴坂上郎女、佐保(さほ)の宅(いへ)に在りて作る]」とあります。