第四巻 : ひさかたの雨の降る日をただ独り

2002年6月23日(日)更新


原文: 久堅之 雨之落日乎 直獨 山邊尓居者 欝有来

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: ひさかたの、雨の降る日を、ただ独(ひと)り、山辺(やまへ)に居(を)れば、いぶせかりけり

意味: 空から雨の降る日にただひとり山辺にいますと、気分がすっきりしないものです。

久邇京(くにのきょう)に居た大伴家持(おおとものやかもち)紀女郎(きのいらつめ)に贈った歌です。

撮影(2002.6) by きょう

"山辺(やま)に居()れば" → (現代かなづかい) "山辺(やま)に居()れば"


第四巻