伊香保呂能 夜左可能為提尓 多都努自能 安良波路萬代母 佐祢乎佐祢弖婆
不明
伊香保(いかほ)ろの、やさかのゐでに、立つ虹(のじ)の、現(あら)はろまでも、さ寝をさ寝てば
伊香保(いかほ)の高い堤に、立つ虹(にじ)のように、人目につくほど幾夜も寝られたので(この先はどうなっても・・・)。
「やさかのゐで」は、八尺(やさか)ほどの高さの堤(つつみ)と考えられています。
この歌は「東歌(あずまうた:古代の東国の歌)」のひとつです。