第十四巻 : あしひきの山かづらかげましばにも
2005年01月02日(日)更新 |
原文: 安之比奇能 夜麻可都良加氣 麻之波尓母 衣我多奇可氣乎 於吉夜可良佐武 作者:不明作者: 不明 よみ: あしひきの、山かづらかげ、ましばにも、得(え)がたきかげを、置(お)きや枯(か)らさむ |
意味: 山のひかげのかずら。めったに手に入らないそのかずらを手にしないで、放って置いて枯らしたりするものですか。 素敵な女性を、なかなか手に入れられないひかげのかずらにたとえて詠んだ歌ですね。こういう歌を譬喩歌(ひゆか)といいます。 |