2002年8月18日(日)更新 |
「たまかぎる」は「夕」、「ほのか」、「ただひと目」などを導きます。 「たま(玉)」は、たましい(魂)や霊力(れいりょく)のことでで、「玉」のように丸いものもイメージさせます。 「かぎる」は、ほのかに輝く意味と考えられます。原文では、限、蜻、響という漢字が使われています。 |
0045: やすみしし我が大君高照らす日の皇子.......(長歌) 0207: 天飛ぶや軽の道は我妹子が.......(長歌) 0210: うつせみと思ひし時に取り持ちて.......(長歌) 1526: 玉かぎるほのかに見えて別れなばもとなや恋ひむ逢ふ時までは 1816: 玉かぎる夕さり来ればさつ人の弓月が岳に霞たなびく 2311: はだすすき穂には咲き出ぬ恋をぞ我がする玉かぎるただ一目のみ見し人ゆゑに 2391: 玉かぎる昨日の夕見しものを今日の朝に恋ふべきものか 2509: まそ鏡見とも言はめや玉かぎる岩垣淵の隠りたる妻 2700: 玉かぎる岩垣淵の隠りには伏して死ぬとも汝が名は告らじ 3085: 朝影に我が身はなりぬ玉かぎるほのかに見えて去にし子ゆゑに 3250: 蜻蛉島大和の国は神からと.......(長歌) |