明石海峡(あかしかいきょう)
明石海峡(あかしかいきょう)は兵庫県明石市付近と淡路島との海峡をいいます。今は橋が架かっていて非常に便利になりましたが、昔は、「粟島に漕ぎ渡らむと思へども明石の門波いまだ騒けり」と詠まれたように行き来は楽ではなかったようですね。
明石海峡(あかしかいきょう)を詠んだ歌
万葉集では、明石の門、明石の大門、明石の浦と詠まれています。
0254: 燈火の明石大門に入らむ日や漕ぎ別れなむ家のあたり見ず
0255: 天離る鄙の長道ゆ恋ひ来れば明石の門より大和島見ゆ
0326: 見わたせば明石の浦に燭す火の穂にぞ出でぬる妹に恋ふらく
0388: 海神はくすしきものか淡路島.......(長歌)
1207: 粟島に漕ぎ渡らむと思へども明石の門波いまだ騒けり
3608: 天離る鄙の長道を恋ひ来れば明石の門より家のあたり見ゆ
3627: 朝されば妹が手にまく鏡なす.......(長歌)