志賀の山寺
志賀の山寺は、現在の滋賀県大津市滋賀里1丁目31−12にある崇福寺跡(すうふくじあと)とされています。崇福寺は、天智天皇によって天智7年(西暦668年)に建立され、平安時代には十大寺の一つとして栄えたとのことです。
十大寺は、延暦17年(西暦798年)に定められた10の官寺で、東大寺、薬師寺、法隆寺などとともに崇福寺も含まれています。
志賀の山寺を詠んだ歌
万葉集には、「勅穂積皇子遣近江志賀山寺時但馬皇女御作歌一首(穂積皇子(ほずみのみこ)が近江の志賀の山寺に遣わされたときに、但馬皇女(たじまのひめみこ)がお作りになった歌一首)」と題詞のついた歌だけが載っています。