2000年4月23日(日)更新 |
原文: 暇有者 魚津柴比渡 向峯之 櫻花毛 折末思物緒作者: 高橋虫麻呂(たかはしのむしまろ)歌集より よみ: 暇(いとま)あらば、なづさひ渡り、向つ峰(を)の、桜の花も、折らましものを |
意味: 時間があったら、川を渡ってでも、向こう岸の峰の桜の花を折ってこれるのに。 年月は不明ですが、宮人たちが奈良の都から難波に行く時に詠んだ歌のようです。ここで「なづさひ渡り」と詠まれている「川(この言葉自体は詠まれていませんが)」は大和川と考えられます。 |