第十九巻 : 奥山の八峯の椿つばらかに

平成10年2月8日(日)更新

原文: 奥山之 八峯乃海石榴 都婆良可尓 今日者久良佐祢 大夫之徒

作者: 大伴家持(おおとものやかもち)

よみ: 奥山の八峯(やつを)の椿(つばき)つばらかに、今日は暮らさね、大夫(ますらを)のとも

意味: 今日は心ゆくまで楽しい一日を過ごしてください、ますらおたち。

大伴家持(おおとものやかもち)の館で催された宴会での歌です。「奥山の」から前半は、「つばらかに(十分に、思い残すことなく)」を導入するための句です。

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