第七巻 : 鳴る神の音のみ聞きし巻向の

2003年2月9日(日)更新


原文: 動神之 音耳聞 巻向之 桧原山乎 今日見鶴鴨

作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より

よみ: 鳴る神の、音のみ聞きし、巻向の、桧原(ひはら)の山を、今日見つるかも

意味: うわさにだけ聞いていた巻向の、桧原(ひはら)の山を、きょう見たのです。

「鳴る神の」は、「音に聞く」を導く枕詞(まくらことば)です。なお、「鳴る神」は、雷(かみなり)さまのことです。

桧原神社 撮影(2002.10) by きょう

第七巻