原文
三諸就 三輪山見者 隠口乃 始瀬之桧原 所念鴨
作者
不明
よみ
三諸(みもろ)つく、三輪山(みわやま)見れば、隠口(こもりく)の、泊瀬(はつせ)の桧原(ひはら)、思ほゆるかも
意味
三輪山(みわやま)を見ると、泊瀬(はつせ)の桧原(ひはら)のことが思い起こされます。
「三諸(みもろ)つく」は三輪山(みわやま)を導く枕詞(まくらことば)です。「三諸(みもろ)」は、神様がお出でになる山/森を意味しているそうです。
「隠口(こもりく)の」は泊瀬(はつせ)を導く枕詞(まくらことば)です。
補足
「山を詠む(歌)」のひとつです。