原文

皇祖神之 神宮人 冬薯蕷葛 弥常敷尓 吾反将見

作者

不明

よみ

すめろきの 神の宮人(みやひと) ところづら いやとこしくに 我(わ)れかへり見む

- Sumeroki no Kami no Miyahito Tokoro-zura Iya tokoshiku ni Ware Kaheri Mimu.

意味

野老(ところ) by 写真AC

代々の天皇に仕えている宮人として野老(ところ)の蔓(つる)がとこしえ(=末長く)に伸びるように吉野(よしの)を何度も眺めたいものです。

- rough meaning: As a courtier serving successive emperors, I want to come and look Yoshino again and again, just like Tokoro's vines continue to grow forever.

補足

芳野(よしの)にして作る」と題された歌のひとつです。

更新日: 2022年09月18日(日)