原文
皇祖神之 神宮人 冬薯蕷葛 弥常敷尓 吾反将見
作者
不明
よみ
すめろきの 神の宮人(みやひと) ところづら いやとこしくに 我(わ)れかへり見む
- Sumeroki no Kami no Miyahito Tokoro-zura Iya tokoshiku ni Ware Kaheri Mimu.
意味
代々の天皇に仕えている宮人として野老(ところ)の蔓(つる)がとこしえ(=末長く)に伸びるように吉野(よしの)を何度も眺めたいものです。
- rough meaning: As a courtier serving successive emperors, I want to come and look Yoshino again and again, just like Tokoro's vines continue to grow forever.
補足
「芳野(よしの)にして作る」と題された歌のひとつです。