原文

紫 絲乎曽吾搓 足桧之 山橘乎 将貫跡念而

作者

不明

よみ

紫の、糸をぞ我が搓(よ)る、あしひきの山橘(やまたちばな)を、貫(ぬ)かむと思ひて

山橘(やまたちばな) 撮影(2010.02) by きょう

意味

紫の糸を、私は撚(よ)ります。山橘(やまたちばな)を、この糸に通そうと思って。

あの人の心を留めようとしてるのでしょうね。

補足

あしひきの」は、山を導く枕詞(まくらことば)です。

更新日: 2011年11月27日(日)