第十七巻 : 玉に貫く楝を家に植ゑたらば

2004年05月16日(日)更新


原文: 珠尓奴久 安布知乎宅尓 宇恵多良婆 夜麻霍公鳥 可礼受許武可聞

作者: 大伴書持(おおとものふみもち)

よみ: 玉(たま)に貫(ぬ)く、楝(あふち)を家(いへ)に、植(う)ゑたらば、山霍公鳥(やまほととぎす)、離(か)れず来(こ)むかも

意味: 楝(あふち)を家に植えたら、山霍公鳥(やまほととぎす)はいつもやってくるでしょうか。

天平13年(741)4月2日、大伴書持(おおとものふみもち)が大伴家持(おおとものやかもち)に贈った歌です。

「玉(たま)に貫(ぬ)く」は、髪飾りなどにすることを言います。

栴檀(せんだん) 撮影(2004.5.14) by きょう

第十七巻